動物の体から皮をはいでも、そのままでは腐ってしまう。それを変質しないように加工する過程を「なめし」という。なめされたものを「革」と書いて区別する。
英語ではSkinまたはHideと呼び、革はLeatherと呼ぶ。
日本で使用される原皮のほとんどは北米、オーストラリア、ニーュジーランド、ヨーロッパなどから輸入されるが、その原皮が日本のなめし業者にわたるまでに3ヶ月もかかる。その間に原皮が腐らないよう、ほとんどの場合、塩漬けにされた状態で輸入される。
なめし業者によって原皮は水洗いされ、革の裏の脂肪や毛根はきれいに取り除かれる。
そこからなめし工程に入るのだが、なめしには大きく分けてタンニンなめし(植物なめし)とクロムなめし(鉱物なめし)の2種類がある。
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